出産立会いのススメ

こんにちは、激務パパです
今回は出産立会いについて書こうと思います

こんなタイトルをつけているものの何を隠そう実はボク、出産に立会うべきか結構悩みました(どちらかというとネガティブでした)
理由はこの後触れようと思いますが、立会いたい気持ちとそれをためらう気持ちのせめぎ合いがあったんですね
しかし今振り返ってみると、立会って良かったと心底思っています
そこで、①ボクが立会って良かったと思っている理由、②とは言うものの立会いに慎重になったほうが良いと思うケース、③立会いをすると決断したらしたほうが良い準備、についてまとめてみたいと思います
なおコロナ禍で立会い不可の産院も増えていると聞きますので、出産に立会いたいと思っていらっしゃる方は産院選びにもご留意ください

出産立会いを勧める理由

実際に立会ってみて感じたのは簡潔に言ってしまえば、「何物にも代えがたい貴重な経験だった」、ということです
なかなか言葉にするのは難しいので上手く伝えられるか自信はないのですが、具体的には以下のような理由が挙げられます

  • わが子の誕生を現場でリアルタイムに見られる
  • 妻の頑張りを目の当たりにして尊敬の念が増す
  • 父になる実感とともに責任感が芽生える

今回人が誕生する場に初めて居合わせましたが、大変神秘的なものでした
それがわが子ともなればもう、後光が差しているように見えましたw
またママは産んだ後もしばらく忙しいですが、その間パパは保育器に入ったわが子を独り占めできます
ふにゃーふにゃーと泣くのを眺めたり、ほっぺをぷにぷにしたり、好き放題させてもらいました

出産は母子ともに命がけです、ママの痛がり方も尋常ではありません
でもその痛みと闘う姿は美しかったですし、無事産んでくれたおとぼけママには感謝と尊敬の念しかありません

子どもがお腹の中にいる間は、お腹に手を当てて胎動を感じるくらいしか自分に子どもができることをリアルに感じられる機会はありませんでした
ですが、目の前に赤ちゃんが登場してしまえば否応なしにその存在を感じられ、自然と父親になる実感が湧いてきたものです

出産立会いに慎重になったほうが良いケース

これまで述べたように立会いは大変素晴らしい経験ではあったものの、事前によく検討したほうが良いだろうと思う側面もありました
例えば以下のような場合、慎重に検討するのが良いかと思います

  • 長時間仕事を空けられない
  • 奥さんが乗り気でない
  • 血が苦手

お産の所要時間は一般的に半日(10~12時間)、場合によっては数日かかると言われています
また予定分娩でない場合、いつ陣痛が来てお産が始まるか正確には分かりません
つまり出産に立会うためには、陣痛が来た日に突然会社を休み、場合によっては翌日以降も休む必要があるということです
ボクの場合もこの点が一番のネックになって立会いをためらっていました
ですが立会うと決めてからは、職場の皆さんのご理解を得られるようにあの手この手を尽くして(大事なのは早めの頭出しとか相談する相手の順番とか、普段の仕事と同じですね)、結果何とかなったと思っています

こちらに関する言及はいろいろな媒体でされていますので理由はそちらに譲りますが、奥さんが夫の立会いに乗り気でない場合があります(おとぼけママも最初はそうでした)
あくまで私見ですが、ここは奥さんの判断に委ねるのが、その後の円満な夫婦関係を築いていく上では賢明なのかなと思います

お産は結構血が出ますし、産まれたての赤ちゃんも血まみれですので、血が苦手な方には分娩室はチャレンジングな環境になってしまうかもしれません

出産立会いの準備

さて、出産立会いをすると決断した場合には旦那さん側にもいろいろと準備が必要です
ボクの場合は以下のようなことをしていました

  • 持ち物の準備
  • 当日の流れの把握
  • お産中に自分にできることの準備

持ち物はこちらも最低限必要なものはいろいろな媒体に書いてあるかと思いますので割愛しますが、少し補足しますと、
テニスボール:分娩室に用意されていました(事前に産院に確認するのが良いかもです)
充電器:直前まで使っていると奥さんの入院バックに入っていない可能性(奥さんは陣痛が来たらそれどころではない…)
軽食:自分の分も持っていくことを忘れずに
その他:産院の方針で、入院バックに入れ忘れたものを後日夫が届けるのは不可でした(コロナで面会謝絶のため…)

当日の流れは、一通りシミュレーションをして頭に入れておくと慌てなくて良いかと思います
特に、持つべきカバンや交通手段・ルートは把握しておきたいところかと思います
ただしそれでも大小さまざまなハプニングは起こる(ボクたちの場合はオペで麻酔科医が空いていなくて無痛分娩でなくなったのが一番大きなハプニングでした)かと思いますので、臨機応変な対応が肝心ですね

お産中に立会人にできることは、ぶっちゃけそんなにありません
ですが立会うからには自分にできることはやりたいと思い、マッサージの仕方や呼吸法の勉強、お産が長引いたとき用の話のネタなどは準備していました(残念ながらどれも日の目は見ませんでした)
なおこちらは準備していなかったり忘れてしまったりしても、話のネタ以外は現場で助産師さんが教えてくれますので安心です

まとめ

実際のところ、出産立会いはできれば回避したい、というのが多くの男性の本音なのではないかと思います
ですが以前はそのように思っていたボクが、実際に立会ってみて本当に良かったと思えました
この雑文をご覧になって同じような経験をしたいと立会いを英断してくださる方がいらっしゃれば、そして実際に素敵な出産に立会っていただければ、この上なく嬉しいです

最後までお読みいただきありがとうございました